朝日カルチャーセンター(新宿教室) オンライン講座
【内容】
ユダヤ教では偶像崇拝は禁じられているため、ユダヤ教徒には画家という職業選択はありませんでした。
ユダヤ系の画家、彫刻家、美術批評家、美術史家、画商が現れるのは、啓蒙主義以後の西欧諸国でユダヤ人が一定の市民権を獲得し始めてからのことです。
本講座では祖国を持たなかったユダヤ人が、居住国でどのようにして美術に関わる職業を選択をし生き抜いていったか、その静かな闘争の軌跡を解説します。
【カリキュラム】
7月・なぜ「ユダヤ人と近代美術」か? モーセの第二戒(偶像崇拝禁止)とユダヤ人画家のはじまり
8月・啓蒙主義、教養(Bildung)の理想とユダヤ人画家の登場 メンデルスゾーン家の人々
9月・マウリツィ・ゴットリープ ガリツィア(現ウクライナ)生まれの夭折の天才画家
【講師】
圀府寺司(大阪大学名誉教授)
【講座情報】
■ユダヤ人と近代美術「魂のなかの国」に生きた人々の物語 ☆オンライン開催 ☆見逃し配信あり
■講師:圀府寺 司/大阪大学名誉教授
■日程:2024/7/25, 8/22, 9/26 木曜 13:00~14:30
■料金:会員9,900円 一般11,550円
詳細・お申込みはこちら▼
<画像(左から)>
「講師の圀府寺司氏」
「『ユダヤ人と近代美術』光文社新書」
「グスタフ・クリムト《アデーレ・ブロッホ=バウアーの肖像》1907年 ニューヨーク、ノイエギャラリー」
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