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ART&DESIGN

『Little Private Gardens』(2019) by Idan Sidi & Gal Sharir

イスラエルの建国は1948年ですが、この地は洋のと東西をつなぐ場所に位置し、古くから民族や宗教のさまざまな往来があり、数千年に及ぶ多様な歴史と文化が蓄積されています。その一方で、社会、政治、宗教の面などの難題を現在も抱え、それらは現代の美術作品にも反映されています。1905年のシオニスト会議が若手育成のためにボリス・シャッツ教授(1867〜 1932年)をブルガリアから招聘し、エルサレムにベツァレル美術工芸アカデミーを設立しました。また世界有数の博物館で「死海文書」でも知られるイスラエル博物館(エルサレム)も1965年に設立されました。1960年代末から70年代にかけて、イスラエルの社会状況と接点をもちながら活動する芸術家が登場し、美術において大きな変革がなされました。当時のイスラエルの芸術家は、社会、人間、芸術の根本的関係を自らの境遇と照らし合わせて問いかけ、独特な美術の流れをもたらしました。この70年代の転換期を経て、イスラエルの美術は80年代以降もユニークな方向性を見出していきます。ダニ・カラヴァン、ミハ・ウルマン、メナシェ・カディシュマンらが率いる70~80年代の一連のパブリックアート、また2000年以降のミハル・ロブナー、ヤエル・バルタナ、シガリット・ランダウなどの女性アーティスト活躍など、イスラエルのアートシーンは社会や政治を反映しながら活気に満ちた創造性の拠点であり続けています。

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