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THEATER

「AT SEA」 by Ruth Kanner

ヘブライ語の演劇は、文学とは異なり、古代ヘブライ文化には存在しませんでした。その急激な発展は、1917年にモスクワで設立された劇団「ハビマ」から始まりました。スタニフラフスキー監督指導のもと天才女優ハンナ・ロヴィナを擁し、1931年テルアビブに拠点劇場を設立、後に”国立劇場”となりました。イスラエルの演劇は、現代と古典、土着と外来、実験と伝統など、多くの異なる要素で構成されており、さらに社会・政治・思想・現実と深く結びついた芸術として発展していきました。自国の矛盾をつく問題劇や風刺劇、現代的演出の西洋古典劇、イスラエルの俳優が自国語で演じるブロードウェイミュージカル、ソ連からの移民だけで構成された世界初の移民劇場、アラビア語・ヘブライ語の二か国語で演じられる劇場、イデイッシュ語の劇場など、実に多彩です。主要なレパートリー劇団と対照的に独立系の小劇場も活発に活動しています。いずれにせよイスラエルにおいて劇場の果たす役割は、エンターテインメントから民主主義的フォーラムまで幅広く、その社会的存在感は極めて大きいです。ハナホ・レヴィン、エフライム・キション、ジョシュア・ソボル、ヒレル・ミテルプンクトらが国民的な大劇作家として有名ですが、中堅・若手の作家たちの国際共同制作や実験的な試みも世界各国で一層活発になっています。

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