映画を見て

FILM

イスラエルの映画産業は、1950年代以降大きな発展を遂げてきました。 イスラエル人による初の製作・監督作品は、当時の文学と同様に“ヒーロー型”の傾向がありましたが、近年は、ホロコーストの生存者と次世代、移民の実態や苦難など、個人の経験に深く根ざしたテーマ、また中東紛争のような政治的・現実的なテーマ、あるいは世界のどこにでもあるような娯楽作品まで様々です。イスラエル映画産業の発展に大きく貢献したイスラエルフィルムファンドの尽力もあり、この20年間、イスラエル映画と映画製作者は、国際的に高い評価を得ています。イスラエル人の監督やプロデューサーの企画に欧州資本が投資し、世界的に配給し、主要な国際映画祭で賞を獲得するという現象も今や珍しくなくなってきました。その背景にイスラエルの映画人の絶え間ないチャレンジにあります。感動を巻き起こし、疑問を投げかけ、新しい視点を提示します。政治的対立、倫理的なジレンマ、タブーの主題など、真に立ち入り禁止の区域はありません。微妙なニュアンスや矛盾を注意深く扱いながら、ひるまず、デリケートな問題に正面から取り組んでいます。またサム・シュピーゲル映画学校をはじめ優れた人材を輩出する教育機関や、地域にねざしながら国際映画祭も主催する各都市のシネマテークも、イスラエル映画のクオリティを支えています。

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