イスラエルのアーティストを通して世界を学ぶ〜日本の教育の新しいかたち〜
GLE グローバル・リーダーシップ・エデュケーション は、日本の学校教育の枠を超えて、高校生が主体となって海外アーティストを招聘しイベントを運営するプログラム。特にイスラエルのアーティストとのコラボレーションは、高校生が世界を学べる大いなるチャンスとなっています。
―林ベラ(国際交流事業企画・運営)
私は8年前より日本で教育プログラムを立ち上げました。
GLE は、グローバルな人材育成の場として、高校生が中心となり、海外アーティストを招聘してイベント運営を行う実践型教育プログラムです。生徒たちは「グローバル」「リーダーシップ」というテーマに向かい「自分が何ができるかを考え、力一杯行動する」という経験を積んでいます。
各地で行われる1000人規模のコンサートの集客・そのプロモーション、英語での司会進行・スピーチなど、高校生が自発的にイベントを創り上げます。招聘海外アーティストとのステージでの演奏を成功させるために、どうやって地域社会を巻き込んだらたらよいかを考えます。社会で通用する「企画力・行動力」をチャレンジしながら学んでいきます。また、コンサートにお越しいただくお客さま目線に立ち、どうやったら喜んでいただけるかという「おもてなしの心」を学びます。学校教育の枠を超えて、どのように社会を巻き込みそして世界と繋がるか、若いときにリアルに肌で感じてもらいたいと思っています。
毎年、一流海外アーティストを招聘しています。その中でもユダヤ系アーティスト、特にイスラエルとの繋がりはGLEにとって大切なものです。クラシック・ジャズなどジャンルに関わらず、多くのユダヤ系アーティストと一緒にこのGLEプログラムを創り上げてきました。
イスラエルは「世界」を知るために必要
GLEプログラムでは、日本の高校生とアーティストが、準備の段階から直接コミュニケーションを取りながら一緒になってイベントの準備をしていきます。アーティストの選定については、一流の演奏家という視点よりも、むしろ人柄やコミュニケーション能力がある方が相応しく、そういったアーティストを招聘させていただいています。
ワークショップでは、毎回「アートと平和」について、生徒達からアーティストへインタビューをする時間を設けています。
イスラエルのお話を聞くことは、生徒達にとって「世界」を知るために必要だと考えています。
歴史、宗教、文化、人種などのあらゆる課題がある中、どうやって調和をとりながら平和な社会を作り上げていくのか、またアートがどのように平和な社会へ貢献していくのかなど、生徒とともに話し合います。
イスラエルのアーティストのお話で、日本の高校生に必ず聞いて欲しいことがあります。それは、20代で、ほぼ全員のイスラエルの若者がバックパックを背負い、世界旅行を体験し、自分の道を考えて選択しているというお話です。日本では、大学受験に落ちて浪人してはいけない、浪人すると就職活動に影響があるという悪習が、まだまだ根強く残っています。日本の若者には立ち止まって考える時間がありません。世界を見る機会があまりにも少ないのです。
私は、もし世界で親友を一人得るとしたら、イスラエルの子にしなさいと勧めています。
生徒達には、イスラエルの人々の素晴らしさを知り、社会へ出た時にビジネスにおける強力なパートナーとして、そして海外に広がるネットワーク力を共に分かち合える者として、大きく育って欲しいと願っています。日本とイスラエル、そして世界を繋ぐ架け橋を夢見て、これからも活動を続けてまいります。
GLE グローバル・リーダーシップ・エデュケーション
代表 林 ベラ
林ベラ Vera Hayashi
会社経営をする傍ら、日々、世界と日本をつなげる活動を実践。イスラエル、イタリア、韓国と日本との文化交流、イベント企画運営の実績多。元韓国ソウル特別市名誉大使、韓国中小企業庁振興公団・民間プレミアムコンサルタント。国内外での講演も多数。
2013年度より、GLEを立ち上げ、長崎南山中学校・高等学校、松風塾高等学校、倉敷高等学校などの高校生のサポートを行う。
お問合せ先:
Global Leadership Education 企画運営
Vera@csekk.com