22/10/14
あるユダヤ人一族の物語。超大作を日本初演!
『レオポルトシュタット』(新国立劇場)
UP COMING
Event Details
演劇『レオポルトシュタット』公演概要>
会場:新国立劇場 中劇場
公演日程:2022年10月14日(金)~31日(月)
作:トム・ストッパード 翻訳:広田敦郎 演出:小川絵梨子
芸術監督:小川絵梨子 主催:文化庁芸術祭執行委員会/新国立劇場
後援:ブリティッシュ・カウンシル
キャスト:
浜中文一、音月 桂、村川絵梨、土屋佑壱、
岡本 玲、浅野令子、木村 了、那須佐代子
泉関奈津子、内田健介、太田緑ロランス、椎名一浩、
椙山さと美、鈴木勝大、鈴木将一朗、瀬戸カトリーヌ、
田中 亨、野口卓磨、松本 亮、万里紗、八頭司悠友
伊奈聖嵐、久住星空、高橋菜々音、塚越一花、寺戸花、根本葵空、前田武蔵、三田一颯
公演ホームページ:https://www.nntt.jac.go.jp/play/leopoldstadt/
チケット料金:S席8,800円 A席6,600円 B席3,300円
チケットに関するお問い合わせ:新国立劇場ボックスオフィス:03-5352-9999(10:00~18:00)
あらすじ
20世紀初頭のウィーン。レオポルトシュタットは古くて過密なユダヤ人居住区だった。その一方で、キリスト教に改宗し、カトリック信者の妻を持つヘルマン・メルツはそこから一歩抜け出していた。街の瀟洒な地区に居を構えるメルツ家に集った一族は、クリスマスツリーを飾り付け、過越祭を祝う。ユダヤ人とカトリックが同じテーブルを囲み、実業家と学者が語らうメルツ家は、ヘルマンがユダヤ人ながらも手に入れた成功を象徴していた。しかし、オーストリアが激動の時代に突入していくと共にメルツ家の幸せも翳りを帯び始める。大切なものを奪われていく中で、ユダヤ人として生きることがどういうことであるかを一族は突き付けられる......
作品について
あるユダヤ人一族の物語を、芸術監督の小川絵梨子が演出。
ストッパード自身の自伝的要素を含む超大作を日本初演で。
英国の劇作家トム・ストッパードの最新作『レオポルトシュタット』を日本初演いたします。『ローゼンクランツとギルデンスターンは死んだ』『コースト・オブ・ユートピア』『アルカディア』など、日本でもこれまで多くの作品が上演されているストッパードが「最後の作品になるかもしれない」としたことから、その上演前より大きな話題を呼び、2020年1月にロンドンで世界初演を迎えると瞬く間に絶賛されました。20年のオリヴィエ賞作品賞を受賞し、ブロードウェイをはじめ英国国外での上演も既に決定している本作で描かれているのは、あるユダヤ人一族の物語。戦争、革命、貧困、ナチスの支配、そしてホロコーストに直面した20世紀前半の激動のオーストリアに生きた一族の一大叙事詩は、50代で初めて自らのユダヤ人としてのルーツを知ったというストッパードの自伝的要素も含まれているといわれています。
翻訳に超大作『コースト・オブ・ユートピア』を手掛けた広田敦郎を迎え、『ローゼンクランツとギルデンスターンは死んだ』『かもめ』『ほんとうのハウンド警部』などこれまで数々のストッパード作品に演出者・翻訳者として携わってきた演劇芸術監督の小川絵梨子が演出を手掛けます。この大作をおよそ30名のキャストと共にお届けします。
*劇中に登場するユダヤ文化について、当館(駐日イスラエル大使館)もお手伝いさせていただきました。