22/9/16

エシュコル・ネヴォ原作小説の映画化!翻訳本も発売に
ナンニ・モレッティ監督『3 つの鍵』ロードショー公開

UP COMING

Event Details

日常が歪みだす―。衝撃の事故をきっかけに、隣人たちの隠された素顔が露に

巨匠ナンニ・モレッティ監督、卓越した演出で見せる緊迫のドラマ。


第 74 回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に正式出品され、海外メディアからも高い評価を受けたこの作品の原作は、イスラエルのベストセラー作家エシュコル・ネヴォの『Shalosh Komot (三階)』。映画では原作の舞台をテルアビブからイタリアに移し、ローマの高級住宅街のアパートに暮らす3 つの家族が、ひとつの事故をきっかけに、扉の向こうに隠している素顔が露になる様を、スリリングな展開で描く。


原作小説『三階 あの日テルアビブのアパートで起きたこと』(エシュコル・ネヴォ著、星薫子訳、五月書房)もこの機会に出版される。


<ストーリー>


ある夜、アパートに車が衝突し、女性が亡くなる。幸せな家族らの日常に、歪みが生じはじめる。車を運転していたのは、3 階に暮らす息子アンドレア(アレッサンドロ・スペルドゥティ)。犯罪者となった息子のことで苦しむヴィットリオ(ナンニ・モレッティ)とドーラ(マルゲリータ・ブイ)夫妻。一方、仕事場が事故で崩壊した1 階のルーチョ(リッカルド・スカマルチョ)とサラ(エレナ・リエッティ)夫妻は、娘を隣の老紳士レナード(パオロ・グラツィオージ)に預ける。しかし、レナードは壊れているという娘の言葉に耳を傾けずにいたために、娘とレナードは行方不明に。公園で無事発見されるものの、ルーチョはレナードが娘に危害を加えたと疑い、「娘に何をした」と掴みかかる。


それぞれの選択がもたらす運命の行方、そして苦しみの末に、人生を切り開いていく未来を予感させる。巨匠モレッティ、熟練の演出で見せる緊迫したドラマ。


9月16日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館、UPLINK吉祥寺ほか全国ロードショー

© 2021 Sacher Film Fandango Le Pacte


『3つの鍵』 第74回カンヌ国際映画祭コンペティション部門正式上映


監督・脚本:ナンニ・モレッティ『息子の部屋』『ローマ法王の休日』

原作:エシュコル・ネヴォ

出演:マルゲリータ・ブイ『ローマ法王の休日』、リッカルド・スカマルチョ『あしたのパスタはアルデンテ』、アルバ・ロルヴァケル『幸福なラザロ』、ナンニ・モレッティ

2021年/119分/イタリア・フランス映画/原題:Tre piani/ 字幕:関口英子/

後援:イタリア大使館/特別協力:イタリア文化会館/配給:チャイルド・フィルム


公式サイト child-film.com/3keys


【書籍題名】


『三階 あの日テルアビブのアパートで起きたこと』


イタリア、イスラエル、アメリカでベストセラー

ナンニ・モレッティ監督作品 映画「3つの鍵」の原作

舞台はイスラエル、どこにでもある普通の家庭の話なのだが・・・小気味良いテンポでサスペンス映画のように物語は進行する。それにしても、あの日あの場所で何が起きたのか?そして感動のクライマックスへ!


<あらすじ>


舞台はテルアビブ郊外にある瀟洒な三階建てのアパート。一階の若夫婦は、同階の高齢夫婦に子守りを頼み、良いご近所付き合いをしているつもりでいた。しかし認知症を発症した老人と彼らの九歳の娘に不幸な出来事が襲いかかり、傷ついた夫は一線を超えてしまう––––。二階では、不在がちな夫を頼りにできない、若い母親が二人の子どもの育児に追われている。疲労から幻聴や幻覚に悩まされる彼女の前に、義理の弟が現れ、彼女と子どもたちに新しい風を吹き込む。しかし彼は詐欺事件の容疑者として警察に追われていた–––––。三階には元地方判事の女性が住んでいる。一年前に夫と死別し、若者の市民運動に身を投じるようになった彼女には、人には言えない、断絶してしまった息子との苦い思いがあった––––。交わることのなかった一階から三階までの住民が、ある出来事をきっかけに、互いに作用しながら現代イスラエルの大きな変化の波に飲み込まれていく。イスラエルのベストセラー作家が描く、サスペンスフルで、最後には登場人物を解放の光で満たす、感動の物語。


【著者】エシュコル・ネヴォ Eshkol Nevo


1971年エルサレム生まれ。長編、短編、ノンフィクションを手掛ける。小説”Homesick”(2004)がフランスのレイモンド・バリエ賞を受賞するなど、多くの著作が英語やヨーロッパ数カ国語に翻訳され、国内にとどまらず世界各国で高い評価を得ている。本作『三階 あの日テルアビブのアパートで起きたこと』(2015)は、本国イスラエルでプラチナ・ブック賞を受賞し、イタリアではベストセラーとなり、ナンニ・モレッティ監督の手で『三つの鍵』として映画化された。近著の”The Last Interview”(2018)はフランスのフェミナ賞外国小説部門の最終候補になり、”Inside Information”(2021)は国内とイタリアでベストセラーとなった。また作家の育成に熱心で、イスラエル最大の文芸創作学校を設立し、教壇に立っている。

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