16/3/23

エリアフ・インバル指揮 東京都交響楽団 定期演奏会 『カディッシュ』Bernstein’s Symphony “Kaddish” conducted by Eliahu Inbal

UP COMING

Event Details

「インバルが敬愛してやまないバーンスタインの第3交響曲《カディッシュ》をとり上げます。さまざまな音楽語法や演劇的要素が独自の様式に結晶し、平和への祈りがそのまま巨大な音楽と化したような感動作です。語りのテキストは、スコアに書かれているものではなく、バーンスタインの友人で、法律家/作家として活躍したサミュエル・ピサール(1929~2015)のオリジナル。ホロコーストの生存者でもある彼が語る『神との対話』は、生々しい時代の証言であり、聴衆の心に深く訴えかける説得力を持っています。当初出演を予定していたピサール氏の急逝を受け、遺志は夫人と息女、そしてピサールと共演を重ねてきたインバルに引き継がれました。不安な時代にこそ聴かれるべき、かつてない《カディッシュ》がここに。」(主催者サイトより)


「カディッシュKaddish」とは?

死者の追悼のために歌われる祈りのこと。…先月公開されたカンヌ映画祭受賞映画『サウルの息子』の中で、絶滅収容所で主人公が必死に追い求めるもの、それも「カディッシュ」でした。

しかしこの楽曲はユダヤ教の伝統的な宗教音楽ではありません。作曲したバーンスタインは、この曲を暗殺されたケネディ大統領のレクイエムとして捧げるなど、当時の現代的な問題として表現したといわれています。インバルさんもその考えを受け継ぎ、「カディッシュ」が今日の私たちの生活や社会と決して無縁ではないことを意識しているようです。…演奏中の合唱と児童合唱はヘブライ語で歌われ、神と人間の衝突、繰り返される人類の悲劇、死者への追悼と敬意、平和への希望がこめられています。(写真:堀田力丸)


<バーンスタイン『カディッシュ』> Tokyo Metropolitan Symphony Orchestra / Bernstein: Symphony NO.3 “Kaddish”


日時:3月24日(木)19:00

会場:サントリーホール(溜池山王・六本木一丁目)

料金:¥6500~¥9500

演目:「シンフォニア・ダ・レクイエムop.20」ブリテン/「交響曲弟3番<カディッシュ> (1963)」バーンスタイン(日本語字幕付)

 


<ショスタコーヴィチ『交響曲第15番』> Tokyo Metropolitan Symphony Orchestra / Shostakovich: Symphony No.15 


日時: 3月29日(火)19:00

会場:東京文化会館(JR上野駅公園口)

料金:¥2800~¥7500

演目:「ピアノ協奏曲第27番変ロ長調K.595」モーツァルト/「交響曲第15番イ長調op.141」ショスタコーヴィチ

 

予約・問合せ:都響ガイド TEL:03-3822-0727  ほか各種プレイガイド

 公式サイト:https://www.tmso.or.jp/sp/index.php



エリアフ・インバル Eliahu Inbal

1936年イスラエル生まれ。1963年カンテッリ指揮者コンクール優勝以来、欧米や日本の主要楽団に数多く登壇し、国際音楽祭にしばしば出演。これまでフランクフルト放送交響楽団(現・hr交響楽団)常任指揮者、RAI国立交響楽団(トリノ)首席指揮者、ベルリン・コンツェルトハウス管弦楽団常任指揮者、フェニーチェ劇場(ヴェネツィア)音楽監督、チェコ・フィル常任指揮者など数多くのオーケストラの指揮者を歴任。マーラーとブルックナーのスペシャリストとして知られ、80年代のフランクフルト放送響との両交響曲全集が独シャルプラッテン賞、仏レコード大賞など受賞して以来、フィルハーモニア管、コンセルトヘボウ管、チェコ・フィル、都響などとのマーラー・ツィクルス、ラインガウ祭でケルンWDR響とのブルックナー・ツィクルスを成功させている。1998年RAI交響楽団との「ニーベルンングの指輪」がイタリア批評家アビアーティ賞、ヴィオッティ賞を受賞。フランス政府から芸術文化勲章(オフィシエ)、ウィーン市から功労金賞、フランクフルト市名誉ゲーテ勲章、ドイツ連邦共和国功労勲章を授与された。東京都交響楽団には1991年に初登壇後、特別客演指揮者(1995~2000年)を経て、2008年プリンシパル・コンダクターに就任。マーラー交響曲集などのライヴCDを次々とリリースし好評を得ている。2年間に渡って開催された「インバル=都響 新・マーラー・ツィクルス」が大好評を博した。現在は同オーケストラの桂冠指揮者。

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