17/6/22
21_21 DESIGN SIGHT「そこまでやるか:壮大なプロジェクト展」にダニ・カラヴァン作品 21_21’s Exhibition ”Grand Projects: How Far Will You Go ?”features Dani Karavan’s works
UP COMING
Event Details
「つくることの喜びとともに、「壮大なプロジェクト」に向かって歩みを進める表現者たち。
本展では、既存の表現方法の垣根を超えた大胆な発想を実現するクリエイターたちによる「壮大なプロジェクト」を紹介します。
不可能ではないかと思われるようなプロジェクトを実現してきた彼らを本展の出発点として、ダイナミックな手法で活動を行うさまざまな分野の作家が集います。
綿密な計画を練り、多くの人たちの協力と賛同を得ながらプロジェクトを実現する様子は、完成した広大なスケールの作品と合わせて、「そこまでやるか」という驚きに似た感情を見る人に呼び起こします。彼らの姿勢は、自然環境の中での技術的な課題、経済的な問題、時代や情勢の変化など様々な困難に立ち向かう強い意志と情熱、数多くの試行錯誤、そして信念を持って行動する決断力を感じさせます。」(主催者HPより)
…イスラエルを代表する巨匠ダニ・カラヴァン。
イスラエル、フランス、スペインなどで、まさに環境芸術というべきスケールの大きな作品に取り組み続けきました。日本でも“パブリック・アート”というか野外モニュメントが90年代以降あちこちに造られ、2008年には世田谷美術館で大回顧展も開催されました。そんな彼も、昔はバットシェバ舞踊団(今年10月来日!映画も公開予定)のステージデザインなども手がけていました。
「そこまでやるか:壮大なプロジェクト展」(現在開催中)”Grand Projects: How Far Will You Go ?” (now on)
日時:6月23日(金)- 10月1日(日)/ 火曜日休館 10:00 - 19:00(入場は18:30まで) *9月30日(土)は六本木アートナイトに合わせ、特別に24:00まで開館延長します(予定/最終入場は23:30)
会場:21_21 DESIGN SIGHT (東京都港区赤坂9-7-6 東京ミッドタウン)
料金:一般1,100円、大学生800円、高校生500円、中学生以下無料
展覧会ディレクター:青野尚子
参加作家:クリストとジャンヌ=クロード、淺井裕介、ルツェルン・フェスティバル アーク・ノヴァ、 ヌーメン/フォー・ユース、ダニ・カラヴァン、石上純也、ジョルジュ・ルース、西野 達(順不同)
詳細:http://www.2121designsight.jp/program/grand_projects/
ダニ・カラヴァン Dani Karavan
1930年にテルアビブで生まれたカラヴァンは、1960年代初頭から、演劇、ダンス、オペラの舞台装置をデザインし、バットシェバ舞踊団(Batsheva Dance Company)、マーサ・グレアム(Martha Graham)、ジャン・カルロ・メノッティ(Gian Carlo Menotti)の作品に参加してきた。その一方で、エルサレムのクネセト(国会)本会議場において石壁のレリーフを手掛けるとともに、自身初のサイトスペシフィックな環境彫刻であるネゲヴ記念碑をベエルシェバ近郊に制作した。これは、環境芸術およびサイトスペシフィック彫刻における画期的作品となった。以降、イスラエル、ヨーロッパ、米国、韓国、日本などで環境彫刻の制作を依頼されている。これまでに世界中の多くの美術館で展覧会を行い、イスラエル賞(彫刻部門)や、芸術界のノーベル賞にあたる日本の高松宮殿下記念世界文化賞を受賞した。テルアビブとパリで生活し、制作を行っている。