ホロコースト時代の幼少期からイスラエル建国までを描いた数十冊の本で有名なイスラエルの作家ウーリー・オルレブ氏が、7月26日に91歳で死去した。
ホロコーストの体験やイスラエル建国時の体験を綴った数多くの本を執筆。また、ポーランド文学の作品をヘブライ語に翻訳した。
<ウーリー・オルレブ Uri Orlev>
1931年ワルシャワ生まれ。母親はナチスに殺され、父親はロシアの捕虜に。弟と共にワルシャワのゲットーや隠れ家住まいをしたのち、ドイツ軍に捕まりベルゲン・ベルゼン死の収容所に送られた。2年後、収容所はイギリス軍によって解放されオルレブは弟と一緒にイスラエルに渡り、キブツで働くことになった。戦争から生還した父親は、1954年にイスラエルに到着。1970年代から児童文学を書き始め、30冊以上の本を出版し、数十カ国語に翻訳されている。
1996年に児童文学界で最も権威のあるハンス・クリスチャン・アンデルセン作家賞を受賞している。
©Andzej
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