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16/5/25

『あの素晴らしき7年』 エトガル・ケレット “The Seven Good Years” by Etgar Keret

UP COMING

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秋元孝文訳 新潮クレスト・ブックス : ¥1,700+税  発売中 

初めての息子の誕生から、ホロコーストを生き延びた父の死まで。七年の万感を綴る、自伝的エッセイ集。

 

「戦闘の続くテルアビブに生まれ、たくさんの笑いを運んできた幼い息子。常に希望に満ちあふれ、がん宣告に「理想的な状況だ」と勢い込んだ父。現代イスラエルに生きる一家に訪れた激動の日々を、深い悲嘆と類い稀なユーモア、静かな祈りを込めて綴った36篇。世界中で人気を集める掌篇作家による、家族と人生をめぐるエッセイ集。」(出版社サイトより)   


…帯の推薦コメントは西加奈子氏!普遍的な家族愛についての自伝的エッセイだけど、子供の兵役をめぐる夫婦の軋轢など、イスラエル特有の生々しい要素満載。

「ステキ!」と同時に、「この国は一体どこに行くのかな?」と思わせる"苦味“が、やっぱりケレットです。


エトガル・ケレット Etgar Keret

1967年テルアビブ生まれ。両親はともにホロコーストの体験者。義務兵役中に小説を書き始め、掌篇小説集『パイプライン』(1992)でデビュー、『キッシンジャーが恋しくて』(1994)で注目され、アメリカでも人気を集める。『突然ノックの音が』(2010)はフランク・オコナー国際短篇賞の最終候補となり、作品はこれまでに37か国以上で翻訳されている。絵本やグラフィック・ノベルの原作を執筆するほか、映像作家としても活躍。2007年には『ジェリーフィッシュ』で妻のシーラ・ゲフェンとともにカンヌ映画祭カメラ・ドール(新人監督賞)を受賞している。テルアビブ在住。

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