15/11/27
イスラエル映画『ハッピーエンドの選び方』ロードショー公開 “The Farewell Party” by Sharon Maymon & Tal Granit
UP COMING
Event Details
「“人生の最期を選ぶ”という誰もが直面するテーマを、ユーモアを交えて軽快に描き、各国の映画祭で話題を呼んだイスラエル発のヒューマンドラマ。老人ホームで暮らす発明好きの老人が、親友の願いで、自らスイッチを押して苦しまずに最期が迎えられる装置を開発したことからトラブルに巻き込まれていく姿がつづられる。」チラシより
イスラエルの高齢者ライフ…興味深いです。
監督のシャロン・マイモンとタル・グラニットの過去作品「Summer Vacation」は去年の東京国際LGBT映画祭で『再会の夏休み』として上映、「To Kill a Bumblebee」は数年前にショートショート映画祭のコンペティションで上映されていましたね。また彼らは2009年にイスラエルで”相撲“をモチーフにした作品「A Matter of Size(大きさの問題)」を発表、大ヒットを飛ばしました。ストーリーは、ダイエットに失敗したイスラエルの巨漢たちが謎の日本人の指導を受けながら力士を目指し、人生の起死回生を狙う…コメディ、、、だったのですが、関係者に意見を求められて答えに窮した経験がありました。”相撲“のイメージが日本人の抱くものとはあまりに違いすぎて…。それをパラマウントが目下リメイクを進めているとは!更なるびっくりです(汗)。
公式サイト:http://happyend.asmik-ace.co.jp/
『ハッピーエンドの選び方』The Farewell Party (第71回ヴェネチア国際映画祭観客賞受賞作品)
監督:シャロン・マイモン、タル・グラニット/2014/イスラエル/96分/ヘブライ語・日本語字幕
出演:ゼーブ・リバッシュ、レバーナ・フィンケルシュタイン、アリザ・ローゼン
配給:アスミック・エース
エルサレムの老人ホームに暮らすヨヘスケル(ゼーブ・リバッシュ)の趣味は、ユニークなアイディアで皆の生活を少しだけ楽にするようなものを発明すること。ある日、ヨヘスケルは、望まぬ延命治療に苦しむ親友マックスから、安楽死できるような発明を考えてほしいと頼まれる。妻レバ―ナ(レバーナ・フィンケルシュタイン)は猛反対するが、お人よしのヨヘスケルは親友を助けたい一心で、自らスイッチを押して苦しまずに最期を迎える装置を発明する。同じホームの仲間たちの助けも借りて計画を準備、数々の困難を乗り越え、やがて自らの意思で安らかに旅立つマックスをヨヘスケルは見送るのであった。だが秘密だったはずのその発明の評判は瞬く間に広がり、ヨヘスケルのもとに依頼が殺到。そんな中、レバーナに認知症の兆候が表れ始め……。
11月28日(土)より全国一斉ロードショー
シネスイッチ銀座(東京)、横浜ブルク13(横浜)、シネマイクスピアリ(千葉)、ユナイテッドシネマ浦和(埼玉)、伏見ミリオン座(愛知)、MOVIX三好(愛知)、テアトル梅田(大阪)、なんばパークスシネマ(大阪)、MOVIX京都(京都)
その他順次全国公開予定
公式サイト:http://happyend.asmik-ace.co.jp/
シャロン・マイモン&タル・グラニット Sharon Maymon & Tal Granit
シャロンは1973年ラムル生まれ、カメラ・オブスキュラ映画学校卒業。タルは1969年テルアビブ生まれ。サム・スピーゲル映画学校卒業。2人は本作以前に3本の映画を共同脚本・監督している。短編“SUMMER VACATION”は2013年のサンダンス映画祭短編コンペティション部門でプレミア上映され、オーストラリアのフリッカーフェストで最優秀賞を受賞。2009年の“TO KILL A BUMBLEBEE”はロカルノ映画祭でプレミア上映され、ヴァリャドリッド国際映画祭の最優秀短編賞など世界中の多くの賞を受賞した。シャロンはエレツ・タドモーとともに共同脚本・共同監督を手掛けた長編映画“A MATTER OF SIZE”が2009年のトライベッカ映画祭のディスカバリー部門でプレミア上映され、カルロヴィ・ヴァリ国際映画祭の観客賞受賞、イスラエル・アカデミー賞13部門ノミネート・3部門で受賞など高い評価を得た。“A MATTER OF SIZE”は2009年イスラエルで最も興行収入の高かった作品となり、現在アメリカのパラマウントピクチャーズでリメイクが進められている。