15/2/26
エトガル・ケレット『突然ノックの音が』刊行記念イベント2発!Two events to related to Etgar Kerret’s book “Suddenly Knock on the Door”
UP COMING
Event Details
しゃべる金魚、神様の本音、奇妙なセックス、突然のテロ……。さまざまなテーマで自由奔放に、しかしコンパクトに展開されるケレットの作品世界。その本格的な翻訳本が、海外文学シリーズの人気ブランド“新潮クレスト・ブックス”から出版されます。これをを記念して、著者本人が来日し、日本の作家たちと対談します。ケレットといえば、東京フィルメックスで上映→ロードショー公開→DVD化となったイスラエル映画『ジェリーフィッシュ』の監督。妻は先の東京国際映画祭で上映された『セルフ・メイド』の監督シーラ・ゲフェン。…とにかくイスラエル人ならたいてい誰でも知ってる超売れっ子作家なので、彼の来日を、ぜひお近くのイスラエル人に教えてあげてください。きっと喜ばれると思います。
『突然ノックの音が』 (Etgar Keret / Suddenly, a Knock on the Door母袋夏生訳 新潮クレスト・ブックス 発売日2月27日 ¥2054)http://www.shinchosha.co.jp/book/590116/
① エトガル・ケレット×福永信 トークイベント 「長い人生、短い短い物語」
映画監督として、そしてグラフィック・ノベルや絵本の原作者としても活躍するケレットと、美術や演劇など他分野の表現者とのコラボレーションでも知られる福永氏。
掌篇小説の魅力についてはもちろん、二人の楽しいお話は多方面に広がりそうです。当日はイスラエルワインのサービス有り。またトーク終了後にはサイン会を予定しています。
日時:2月27日(金)19:00~20:30 ※開場は開演の30分前になります
場所:SOKO(「らかぐla Kagu」2F / 新宿区矢来町67)
(↑新潮社が倉庫を改装してオープンさせたインテリアショップ+おしゃれなカフェ+イベントスペース。デザインは隈研吾建築事務所。神楽坂駅前です!)
料金:1500円(イスラエルワインorソフトドリンク付)
申込み:https://peatix.com/sales/event/72544/tickets ※購入されたチケットは理由の如何を問わず、取替・変更・キャンセルはできません。ご了承ください。
②エトガル・ケレット×円城塔 公開講義「僕たちの書き方」 / モデレーター:都甲幸治(翻訳家、早稲田大学教授)
日時:2月28日(土)15:00~18:00
場所:早稲田大学国際教養学部11号館507教室(新宿区西早稲田1-6-1)入場無料(先着100名、要予約)
内容:
第一部 /イスラエル作家として書くこと(ケレット氏の短篇映画上演、朗読、講演)
第二部 /僕たちの書き方(二人の作家による朗読の後、創作過程を具体例にもとづいて詳しく語る特別講義) エトガル・ケレット(濃い!)
予約:お名前、人数、メールアドレスを明記の上、crestbks@shinchosha.co.jp まで。
問合せ:新潮社出版部 / TEL:03-3266-5411
エトガル・ケレット Etgar Keret
1967年、テルアビブに生まれ。掌篇作家として知られ、作品は37か国で翻訳・出版されている。映画監督としても活躍し、2007年には 『ジェリーフィッシュ』で妻のシーラ・ゲフェンとともにカンヌ映画祭カメラドール(新人監督賞)を受賞。2010年にフランス芸術文化勲章シュバリエ章受章。『突然ノックの音が』はフランク・オコナー国際短篇賞の最終候補作となった。
福永信 Shin Fukunaga
1972年東京生まれ。作家。1998年、「読み終えて」で第一回ストリートノベル大賞受賞。2012年『一一一一一』が三島由紀夫賞候補、2013年『三姉妹とその友達』が野間文芸新人賞候補となる。他の著書に『アクロバット前夜』、『あっぷあっぷ』(村瀬恭子との共著)、『星座から見た地球』、『こんにちは美術』、 『星座と文学』など。
円城塔 To Enjo
1972年北海道生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。2007年「オブ・ザ・ベースボール」で文學界新人賞を受賞してデビュー。『烏有此譚』で野間文芸新人賞、『道化師の蝶』で芥川賞受賞。2014年『Self- ReferenceENGINE』英語版で米フィリップ・K・ディック賞特別賞を受賞。大阪在住。