12/11/22

第13回東京フィルメックス「イスラエル映画傑作選」

UP COMING

Event Details

TOKYO FILMEX 2012 / Israeli Masterpieces


第13回東京フィルメックス「イスラエル映画傑作選」


イスラエル映画の傑作が特別上映!

近年、世界中の国際映画祭で次々と受賞しているイスラエル映画。国の規模と制作本数を考えるとまさに驚異の高受賞率と言えるでしょう。しかしイスラエル映画は反戦映画や宗教モノだけではありません。また建国当初もプロパガンダものばっかり作っていたわけではありません。数十年も前から、アートなものや人情ものなど、結構ユニークな作品があったのです。このたび東京フィルメックスによってセレクトされたイスラエル映画史上のユニークな作品を楽しみ、今世界で評価されているイスラエル映画のルーツと魅力を改めて紐解いてみるのはいかがでしょうか。


東京フィルメックス

日時:11月23日(金)~12月2日(日) 

会場:有楽町朝日ホール(メイン会場)、東劇、TOHOシネマズ日劇(レイトショー会場)、有楽町朝日スクエアB

料金:前売 一回券1300円 当日1700円 セブンイレブン、チケットぴあ等

問合せ:ハローダイヤル TEL:03-5777-8600

『東京フィルメックス』公式サイト:www.filmex.net 



イスラエル映画傑作選 (有楽町朝日ホール)


『エルドラド』1963/88分/監督メナヘム・ゴーラン

11月27日(火)10:20

後にハリウッドの大プロデューサーとなるゴーランの監督デビュー作。真っ当な生活を送ろうと努力するものの、過去のしがらみに巻き込まれてゆく男をテルアビブのヤッファ地区を舞台に描いた暗黒街ものの傑作。


『サラー・シャバティ氏』1964 / 110分/監督:エフライム・キション

11月28日(水)10:50 

草創期のイスラエル映画を代表するキションの監督デビュー作。家族とともにイスラエルに移住し、広い家に住むために様々な手段で金を稼ごうとする主人公を描いた風刺コメディ。米アカデミー外国語映画賞にノミネートされた


『子どもとの3日間』1967 / 90分/ 監督:ウリ・ゾハル

11月29日(木)10:20 

アブラハム・B・イェホシュアの短編小説の映画化。元ガールフレンドの子供を三日間預かることになった男の複雑な心理状況を描く。カンヌ映画祭コンペティションに選ばれ、オデッド・コットレルがカンヌ男優賞を受賞した


『アバンチ・ポポロ』1986 / 84分/ 監督:ラフィ・ブカイー

11月25日(日)18:50 

夭折の映画作家ブカイーの監督デビュー作。第三次中東戦争の末期、スエズ運河を目指してシナイ半島を敗走する二人のエジプト兵の視点を通して反戦のメッセージを打ち出した戦争映画の傑作。ロカルノ映画祭で受賞。



<オーディトリウム渋谷にて追加上映>

第13回東京フィルメックス終了後も、オーディトリウム渋谷に会場を移して、「イスラエル映画傑作選」をお楽しみいただけます。


12月8日(土)

 13:00『エルドラド』

 14:50『サラー・シャバティ氏』

12月9日(日)

 13:00『子どもとの3日間』

 15:00『アバンチ・ポポロ


東京フィルメックスのイスラエル関連作品追加情報

『イスラエル映画傑作選』以外のイスラエル映画をご紹介します。今回のフィルメックスは『傑作選』の4本以外でコンペティション部門に2本、特別上映のギタイが2本、そしてなんとイラン人監督がハイファで撮った(!)バハイ教の映画が1本と、大豊作になっております。是非お見逃しなく!



『514号室』イスラエル/2011/90分/シャロン・バルズィヴ監督 (コンペティション部門)

514号室という極めて限定された設定の中、イスラエルをめぐる複雑な環境、あるいは軍における女性の立場など、様々な問題を浮き彫りにする、シャロン・バルズィヴ監督のデビュー作。今年のロッテルダム映画祭、トライベッカ映画祭などに招待された。監督来日予定あり。


日時と会場:

①11月28日(水)13:40 / 有楽町朝日ホール *上映後、監督Q&Aあり

②11月29日(木)21:30 / TOHO シネマズ日劇



『エピローグ』イスラエル/2012 / 96分/アミール・マノール監督 (コンペティション部門)

孤独に暮らす老夫婦ハユタとベレルは変わりゆくイスラエルの現状に絶望する。ある夜、二人は最後の旅に出発するべくアパートを出る…。理想を求めてイスラエルを建設した世代の心情を象徴的に表現した作品。監督はこれがデビュー作となるアミール・マノール。監督来日予定あり。


日時と会場:

①11月27日(火)15:20 /有楽町朝日ホール *上映後、監督Q&Aあり

②11月28日(水)21:30 /TOHOシネマズ日劇



『父へのララバイ』イスラエル・フランス・スイス/2012/87分/アモス・ギタイ監督

著名な建築家であった父ムニオ・ワインローブ・ギタイについての美しい映像詩。ポーランドに生まれ、バウハウスで学び、ナチスを逃れてパレスチナに移住した父の生涯が資料映像、証言、フィクションを交えて語られるが、それはまたイスラエルの歴史そのものである。

*第10回フィルメックスで上映された同監督の『カルメル』も特別上映。


日時と場所:

①11月27日(火)12:50 / 有楽町朝日ホール

②11月28日(水)16:30 『カルメル』/ 19:10 『父へのララバイ』/ 有楽町朝日ホール



『庭師』イラン/ 2012 /87分/モフセン・マフマルバフ

約170年前にイランで創始された宗教バハイ教。ムフセン・マフマルバフとそのバハイ教の聖地であり総本部のあるイスラエルのハイファを訪れる。現代の世界を取り巻く宗教と戦争・平和についての様々な考察にあふれた作品。


日時と場所:

①11月25日(日)21:30 / TOHOシネマズ日劇

②12月1日(土)10:40 / 有楽町朝日ホール



そして、審査員陣にもイスラエルからダン・ファイナルが参加!


ダン・ファイナウ(批評家)

ルーマニア生まれ、1950年にイスラエルへ移住。ハイファ工科大学にて学んだ後、1957年から1970年まで軍放送局Galei Zahalにて映画批評家として活動。同時期に、イスラエルの代表的なレコード会社Hed ArziのA&Rを務める。朝刊デイリーハアレツ誌週末付録の映画部門への寄稿者である。1970年から2003年まで、イスラエル国営放送局(ラジオとテレビ)初のチャンネルにて、全ての長編映画のプログラミングを担う。さらに毎週放送されていた、映画批評の一時間ラジオ番組"All Cinema"のプロデューサー及び司会者であった。1982年に発行が開始され現在でも出版されているイスラエル唯一の映画雑誌"Cinematheque"の創設者であり共同編集者。1979年から1991年までバラエティー誌そして後にMoving Pictures誌にて映画批評を行う。現在は主に、スクリーン誌にて映画批評家として活動。インターナショナルフィルムガイドのイスラエル担当を務める。1972年から1979年までRamat Gan Film Academyにて映画史を教える。1979年から1981年までIsraeli Film Insituteのディレクター、1976年から1986年までイスラエル映画批評家協会の会長、1991年からは、国際映画批評家連盟の副会長(1999年から名誉副会長)を務める。1995年から1998年までMoving Pictures誌及びFIPRESCI(国際映画批評家連盟)から共同出版されているEuropean Film Reviewsの編集長を務める。世界中の主な映画祭のFIPRESCI審査員の審査委員長を努める(カンヌ、ベニス、ベルリン、トロント、カルロヴィ・ヴァリ、ロカルノ、テッサロニキ、釜山、シンガポール、ロンドン、トロイアなどの映画祭)。さらにカルロヴィ・ヴァリ、テッサロニキ、イスタンブール、シカゴなどの国際審査員の一員である。サン・セバスティアン及びカルロヴィ・ヴァリの映画祭にて開催された今日の映画事情を批評する国際討論会の編成を担う。過去にイスラエル放送局(ラジオとテレビ)及びエルサレムポスト誌にて映画批評を行う。現在はロンドンのスクリーン誌にて映画批評家として活動。ミシシッピ大学出版社から出版された著書、テオ・アンゲロプロスのインタビュー集の編集を担う。


*イベント情報

11月25日(日)18:50~『イスラエル映画傑作選』の『アバンチ・ポポロ』上映前に関係者によるトーク


<コンペ部門で受賞!>

12月2日に閉幕しました第13回東京フィルメックスのコンペティション部門にてイスラエル映画『エピローグ』がグランプリを受賞しました。今年の東京国際映画祭の東京サクラグランプリ『もう一人の息子』(イスラエル関連映画)、前回の山形国際ドキュメンタリー映画祭グランプリ『密告者とその家族』(イスラエル映画)など、グランプリラッシュが止まりません。国の規模と年間製作本数から考えるとベルリン・カンヌ・ベネチアなど海外の国際映画祭で驚異の高受賞率!と思っていたら、日本でも同様の現象が。


<作品情報>

『エピローグ』イスラエル/2012 / 96分/アミール・マノール監督 

孤独に暮らす老夫婦ハユタとベレルは変わりゆくイスラエルの現状に絶望する。ある夜、二人は最後の旅に出発するべくアパートを出る…。理想を求めてイスラエルを建設した世代の心情を象徴的に表現した作品。監督はこれがデビュー作となるアミール・マノール。


受賞理由:http://filmex.net/2012/compe.html

監督受賞コメント:http://topics.jp.msn.com/entertainment/movie/article.aspx?articleid=1548121



LINK

https://filmex.jp/2012/sp1.html



Artist information

メナヘム・ゴーラン

ウリ・ゾハル