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日本-イスラエル『障害と開発』国際セミナー:障害者権利条約の「現地化」を考える



REDDY/IDE-JETRO国際セミナー


日本-イスラエル『障害と開発』国際セミナー:

障害者権利条約の「現地化」を考える

日時:2022年12月15日(木)13:30-16:00 オンライン開催


講師:ツヴィカ・オール(エルサレム工科大学准教授)

   杉本篤史(東京国際大学国際関係学部教授)


公開講座の趣旨

 アジア経済研究所では、2019~2021年に「中東における『障害と開発』」研究会を実施し、イラン、レバノン、トルコ、イスラエル、パレスチナなど中東各地の国・地域における障害当事者の置かれている状況、当事者団体の活動、各国の施策などについて報告・議論した。本研究会では大きな成果が得られた一方で、イスラエルの専門家に外部委員として参加してもらったが、イスラエルの障害学については最終報告書では、十分に述べられたとは言えない。日本ではあまり知られていない貴重な研究成果を国際セミナーの形で発信する。


 本セミナーのテーマは2006年に批准、2008年に発行された障害者権利条約(CRPD)について「障害者


権利条約の『現地化』を考える」である。CRPDの実


現については、条約自体の啓蒙・認知の拡大の必要性もさることながら、各国の既存法制との調整(Harmonization)の問題が当初から議論されていた。一方で、イスラエルの障害学では、これに加えて、同国のユダヤ教の中のHarediと呼ばれるユダヤ教超正統派社会の影響が注目されてきた。イスラエルの専門家による研究では、CRPDの諸概念の受け入れで大きな障壁となる保守的な社会の成員への調査を通じて得られた知見と「現地化」を巡って考えなければいけない課題を提示している。同研究は、イスラエルの事例研究ではあるものの、未だ開発が現前の課題である多くの途上国にとって大きな示唆を与えてくれる。 本セミナーは、同研究の紹介と日本における同様の課題、またそれを社会科学の立場からどのようにアプローチし、解決していくかを議論するという内容で開催する。


プログラム

13:30-13:40 開会挨拶:

 村山真弓 (日本貿易振興機構(JETRO)アジア経済研究所 理事)

 町川エフラット (駐日イスラエル大使館文化・科学技術担当官)

13:40-13:50 趣旨説明:

 森壮也(日本貿易振興機構(JETRO)アジア経済研究所研究員)

13:50-14:40 講演1:

 ツヴィカ・オール(エルサレム工科大学准教授)

 「地元共同体における障害者の権利概念の導入:イスラエルのケース」

発表資料: PDF(3.2MB)

14:40-14:50 休憩

14:50-15:40 講演2:

 杉本篤史(東京国際大学国際関係学部教授)

 「日本の国内法制と言語権―国際法上の言語権概念を国内法へ受容するための条件と課題―」

発表資料: PDF(229KB)

15:40-16:00 議論

閉会挨拶:

 松井彰彦(東京大学大学院経済学研究科教授)

司会 森壮也


情報保障:

日英同時通訳、日本手話通訳、日本語キャプション、点字資料 (点字資料が必要な方はお早めにご連絡ください)

参加費:無料


お申し込み 12月13日(火)までに以下のサイトで申し込みが必要です。

お申し込み後、開催前日にZoomのミーティングIDをメールでお送りいたします。

申し込み先

https://park-ssl.itc.u-tokyo.ac.jp/REDDY/register-j.html

参加お申し込みを登録フォームよりお願いします


主催 主催:東京大学REDDY* 日本貿易振興機構アジア経済研究所

共催 駐日イスラエル大使館

*JSPS科研費 JP17H00978(研究代表者:松井彰彦)

Embassy of Israel in Japan logo Embassy of Israel in Japan logo

お問合せ:reddy@e.u-tokyo.ac.jp

『ARTIST INDEX』 に掲載されている各アーティストのプロフィールは、過去のメールマガジンから転載されたものです

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