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Jazz
Pamphlet
イスラエルジャズとは
ジャズのような自由でクリエイティブな音楽を、国籍や人種でくくって「〇〇ジャズ」と呼ぶのはおかしいかもしれません。しかしこの10年間、イスラエル出身者のジャズ・ミュージシャンの躍進はめざましく、日本での認知度も飛躍的に高まってきました。ふと耳にしたメロディーに「あれ?イスラエルっぽいな」という感じることもあります。そこで「イスラエルジャズ」について以下のような特徴をまとめてみました。
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中東音楽の影響
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伝統的なユダヤ音楽の影響(東ヨーロッパなど)
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オリジナル楽曲が多い
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世代が若い
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インプロが得意
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NYに太いパイプがある
インプロが得意…。これが、イスラエル人とジャズを結びつける大きな要因の一つに思えます。国民性の特徴として「適応力や柔軟性が高い。臨機応変(場当たり的な対応が上手)」なのは、世界中に離散後、各地域に根ざしながらも独自の文化を貫いてきたユダヤ人の生き方が影響しているのかもしれません。NYやパリにも大きなユダヤ人コミュニティがあり、NYにジャズを学びに行くにしても、家族・親戚・先輩・友達などが多いので、“行きやすい“という利点もあります。
一方イスラエルには、アメリカ帰りのジャズマンたちから本格的なジャズ教育を受けられる教育機関がいくつもあり、またライブハウスやジャズフェスも安価で身近で、老若男女問わず、幅広い層に愛されるアートといえるでしょう。
大使館文化部では、2013年から2016年までの4度にわたって、イスラエルジャズメンを紹介するパンフレットを作成し、毎年秋に行わていた「東京JAZZ」を中心に、日本全国のミュージックストアやライブハウス、ジャズフェスなどで配布してきました。以下のpdfからご覧いただくことができます。
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