神の息子

神の息子

「神の息子」
著者:ニカノール・レオノフ Nicanor Leonoff
英語名:The Son of God
ヘブライ語名:Ha-Ben shel Elohim
<収録書籍>
英語名:Black Butterflies
ヘブライ語名:Parparim Shuhorim
出版社: Traklin(Tel Aviv)
出版年: 2001

作品紹介

「神の息子」について:
Ha-Ben shel Elohim (The Son of God) from "Parparim Shuhorim"(Black Butterflies), by Nicanor Leonoff, Traklin, Tel Aviv, 2001
2001年刊行の『黒い蝶』は、国籍不明で、ときに中世的な雰囲気がただよう、少しばかりおどろおどろしい不条理さと怨念が垣間見える短編集で、ぜひ邦訳版が出てほしいが、そのなかで、本作はおだやかな佳品である。しかし、最後のあたりに何やらおだやかならぬものを読者に抱かせるあたり、なかなかの書き手である。人間の内奥に潜む欲望や暗部が、黒曜石の如く燦めいて目の前にある、というような。21歳のイスラエル版澁澤龍彦を見た、といったらほめすぎだろうか。